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DMCA取り下げ申請とLumenに情報の削除をメール依頼

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2019年11月、私が運営するサイトの一つ、あかえほのコンテンツが中国の動画サイト「bilibili」で不正に配信されているのを発見しました。

私が通報しても削除に至らず、2020年3月、GoogleでDMCA申請をしました。

その後、親切な方が当該動画のコメント欄を通じて不正利用である旨を伝えてくれ、動画の投稿者自身がbilibiliから削除してくれました。

bilibiliの当該動画URLをDMCA申請をした際、個人名で申請してしまったためLumenGoogle透明性のレポート(著作権問題によるコンテンツの除外)に本名が公開されており、当該動画も既に削除されていることだし、DMCAの取り下げ申請を行うことにしました。

  • DMCA申請時に会社名欄に屋号あるいはブログ名を入力しておけば、会社名欄に入れた名前が公開になる次回からはそうします。
  • DMCA申請すると、自動でLumenプロジェクトで情報が公開される。取り下げる際はそれぞれ個別に連絡して消してもらう必要があります。
  • Google透明性のレポートに関しては、DMCA申請の取り下げをする事で情報が消える。

DMCAの取り下げ申請のやり方、Lumenへの連絡方法を備忘録として残しておきます。なお、記事の内容は2020年当時のものになります。

「DMCA 異議申し立て通知フォーム」は申請取り下げにも利用可

Google検索ヘルプのコミュニティに以下のページがあります。

ちょっと長くなりますが、大事な事なので引用させていただきます。

申し立ての取り消しを行った場合の注意点:

・再び削除依頼したコンテンツが Google の検索結果に表示されます。
・Google の透明性レポートから個人名や、Google 検索結果から Lumen へのリンクは消去されます。
・ ただし、Lumen 側に記載されている個人名は削除されません。Lumen 側に記載されている情報を削除したい場合は、直接 Lumen にご連絡ください。

申し立ての取り消し方法:

1.著作権侵害の申し立てを行った際に返信をもらっている場合は、直接そちらのメールに取り消しを希望する旨ご返信ください。
2. 返信メールがない場合は、こちらのフォームをご利用ください。 ※このフォームは異議申し立てだけではなく、申し立ての取り下げにもご利用いただけます。

最新】DMCA(デジタルミレニアム著作権法)の著作権侵害の申し立てを取り消したい方へ

私の場合、著作権侵害の申し立て(DMCA)申請をした際、特にメール返信はありませんでした。

なので、「DMCA 異議申し立て通知フォーム」からの申請となります。

申立人の情報を入力

居住国・姓名・メールアドレス・住所・電話番号が必須項目でした。

DMCA異議申し立てフォーム-申立人の情報
DMCA 異議申し立て通知フォーム

連絡用メールアドレスは、ログイン中のGoogleアカウントのアドレスが自動入力されています。

DMCA申請時には不要だった住所、電話番号が必須入力なので要注意。

また、今回は申請の取り下げに使いますが、もし本来の使い方で異議申し立てをする場合「ご自身の連絡先情報が元の申立人に転送されますのでご承知おきください」とのこと。

今回の場合はどうなるのかな?と思ったのですが、結果的に自分の連絡先情報が自分に転送されてくるということは無かったです。

Googleから削除済みのURLを入力

Googleによって削除された、またはアクセスが無効にされたコンテンツを具体的にお知らせください

自分で申請して消してもらったURL5件分を入力しました。

正確に言うとbilibiliのURLは3つ。他のサイトでbilibiliの動画を埋め込んで無料動画配信を行うサイトのURLが2つです。

DMCA申請時には、2回に分けて申請しています。

コンテンツの復元をリクエストする理由を入力

DMCA異議申し立てフォーム-コンテンツの復元をリクエストする理由

申請取り下げの依頼なので・・・「その他」だよね。

理由についてはこのように書いてみました。

異議申し立てではなく、著作権侵害による削除ページより申請したDMCAの取り下げを依頼いたします。
確認ID:*-************* および *-*************
DMCA申請したページの違反コンテンツが削除され、問題が解決したため、DMCA申請の取り下げ、およびGoogle透明性のレポートからの情報の削除をお願いいたします。

書き方の正解は分かりません。こちらの要望が正しく伝わる事が大事だと思うので、必要な情報を簡潔に書けばいいかなと。

確認IDは削除用ダッシュボードから確認しました。

宣誓にチェックを入れ、デジタル署名に名前を入力して送信

DMCA異議申し立てフォーム-宣誓・署名

宣誓の文面をよく読んで2か所チェックを入れます。

署名は「フォームの冒頭で入力した氏名と完全に一致している必要があります」と。

DMCA申請時には名前はアルファベット入力しましたが、このフォームの姓名欄は「戸籍上の姓名」とあるので、一応日本語で入力しました。

送信ボタンを押すと確認画面になります。

DMCA異議申し立てフォーム-送信完了

確認メールはすぐに届きました。

DMCA 異議申し立て通知フォーム 送信確認メール

「リクエスト受け取ったよ!なるべく頑張って対応するね!めちゃいっぱい似たようなリクエストが来てるから、もし、あなたのリクエストが真っ当なものだね!っ分かった場合は返信するよ!」

的な感じ?(超ザックリ意訳)

Google検索インデックスにコンテンツを復帰させた旨のメールが到着

4日後、Googleから返信が来ました。(正直来ないと思ってた)

Google検索インデックスにコンテンツを復帰させました

2件申請した確認IDのうちの1件について連絡がきました。bilibiliの方です。

削除用ダッシュボードを見ると、ステータスが「承認」→「拒否」に変わっていました。

著作権による削除ステータス画面

詳細を見てみると、「復旧しました。」と。

著作権による削除ステータス画面

メールが来た時点ではまだGoogle透明性のレポートに情報が残っていましたが、そのうち消えると信じたい。

私が受け取ったメールには特に記載はありませんでした。が、2017年にDMCAの取り下げをした方のブログによれば、

透明性レポートのリクエストのレコードは、数日以内に表示されなくなります。

DMCAでGoogle検索除外したら個人情報を公開されたので削除してもらった

と書いてあったとのこと。結局1週間ほどかかったようです。

もうひとつの確認IDの方は、実はずっとステータスが「保留中」のままなんですよね。

それが原因で連絡がないのかな?と思っていたら、今度は英語のメールが来ました。

We have no record of the following URLs having been removed from Google’s search index due to a legal complaint under the DMCA:

やっぱりか。「Googleインデックスから以下のURLが削除されたという記録はありません」と。

ただ、情報は公開されてるんだよね・・・Google透明性のレポートLumenに。

まあ、インデックスから消えてないのはbilibiliの動画を埋め込んでただけのサイト。

大元の動画はもう消えてるし。

しかも後から申請した分で、会社名欄に「akaeho」と入れてて実名は出ていない。

だから別にいいんだけど・・・怖いよね。

「保留中」は、Google検索にインデックスはされたままで、Google透明性のレポートLumenには申請者の名前は公開されるという恐ろしい状態になります。保留が解除されない事には、このまま何もいじれない

本当に安易にDMCA申請なんてしちゃいけない・・・。

私の場合は悪影響は特に無いので、このまま放置しようと思います。

Lumenへ情報の削除をメール依頼

実際に削除依頼をした方のブログを参考にしながらメールを作成。

Lumenのウェブサイトを見てみましたが、情報の削除に関する記載は見つけられず。

まあ積極的に削除依頼を受けることはしないのでしょう。(そりゃそうか)メールで問い合わせるしかないか。

メールアドレスは変更になる可能性もあるのでここには掲載しませんが、AboutページのContact us欄に書いてあります。

私が実際にLumenに送ったメールはこんな感じ。

Dear Sir or Madam,

I’d like you to delete the URL below from your website:
https://lumendatabase.org/notices/**********

I withdrew the DMCA takedown request.
I’m forwarding the email from Google.

Best regards,
アルファベットでフルネーム

email: メールアドレス
website: ブログURL

以下で細かく解説します。

Lumenのウェブサイトから消して欲しいURLを調べる

参考ブログ内で、Lumenから届いた返信の内容を書いてくれています。

4点箇条書きになっており、1点目がこちら。

Identify in sufficient detail the notice you would like rescinded.
This is best accomplished by referring to its Google ticket # , or by including a Lumen URL.

Googleチケットナンバー?確認IDのことだろうか?明確に分からないので、載せるべきはLumen内から消して欲しいURLですね。

Lumen内をサイト内検索してみると、私が申請したものが2ページヒットしました。

Lumen

申請者単位でページが作成されています。

個人名で申請したものと、会社名欄にakaehoと入れて申請したもの。

「https://www.lumendatabase.org/notices/数字」こういうURL。

今回、個人名でbilibiliのURLを申請した分を取り消したので、そちらのURLを控えます。

Googleから届いた返信を転送

参考ブログ内にあるLumenからの返信、2点目がこちら。

Attach a copy of the original notice you would like to rescind.

これ、Googleから届いたインデックス復旧のお知らせメールのこと?

なので、転送して送ることにしました。

件名はもうそのまま。いじらずに(;´∀`)

DMCA申請時に利用したGoogleアカウントのgmailでメール作成

3点目。

Provide information reasonably sufficient to permit Google to contact you (email address is preferred).

基本的にブログを書いている方はGoogleサーチコンソールを使っているでしょうし、そのアカウントでDMCA申請しているはずです。

なので、そのアカウントのgmailを使ってメールを作成し、連絡先としてもそのアドレスをメール内に書いておけばOKでしょう。

デジタル署名

4点目。

Sign the email (your digital signature is as legally binding as a physical signature).

メールに署名をせよ、と。電子署名は手書きの署名と同様の法的拘束力があるよ、と。

形式はよく分からないですが、文末に以下の3点をまとめて書くことにしました。

  1. アルファベットでフルネーム
  2. メールアドレス
  3. ブログのURL

最終的にGoogle透明性のレポートとLumenから情報は削除された

事前に調べた情報では、ここまでの対応で1週間程度で情報が消えるようなのですが。

2020年3月27日時点でGoogle透明性のレポートも、Lumenにも情報は残ったままとなっています。

Google、DMCA申請を取り下げてインデックスが復帰したという連絡は来てるのにね。

本当は、両方無事に情報が削除されました!って報告記事にしたかったですが、長期戦になりそうなので一旦ここまでで記事を公開します。状況が変わったら追記します。

今それどころじゃないのかもね。新型コロナウイルスの影響で。

【追記】最終的には情報は削除されました!

なかなか情報が削除されずしばらく放置していたのですが、Lumenに削除依頼をしてから約5か月後、確認してみたら情報が消えていました。

頻繁にチェックしていた訳では無いので、いつ削除されたのかは分かりません。

でも最終的にはGoogle透明性のレポートからも、Lumenからも情報が消えて一安心です。

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